施工前の浴槽です。縁と前面のエプロン、底の排水口が写っています

水回りのコーティングは、浴室・洗面所・キッチン・トイレの部位を1つずつ選ぶか、場所ごとのフルセットで頼めます。見積もりも、その選び方どおりに出します。見積書で確かめたいのは、部位の名前にどこまで含まれているか、今ある汚れを落とす工程が入っているか、部位ごとにどのグレードの剤か、写真や現地で見てから決まる部分はどこか、の4つです。

金額は、部位別の料金のページで見られます。どこをコーティングするかをまだ決めていない方は、先に新築の水回りコーティングは必要かで場所ごとの優先順位を見ておくと、見積もりの話が分かりやすくなります。

水回りは、部位ごとの単品とフルセットから選べます

場所ごとに選べる部位とフルセットは、次のとおりです。

場所単品で選べる部位フルセット
浴室浴槽・浴室床・浴室壁全面・浴室水栓・浴室鏡浴室フルセット(5つすべて)
洗面所洗面ボウル・洗面台天板・洗面台の鏡洗面所フルセット(3つすべて)
キッチンキッチンシンク・キッチン天板・キッチンコンロ・レンジフードキッチンフルセット(4つすべて)
トイレトイレ・トイレ手洗い部トイレフルセット(2つすべて)

1か所だけでも頼めますし、場所をまたいで単品を組み合わせることもできます。剤も、部位ごとに選べます。どの部位をコーティングするか迷うときは、浴槽・浴室の床・浴室の壁・洗面台・キッチンシンク・キッチン天板・トイレの記事を見てください。

部位の名前に、どこまで含まれているかを見ます

同じ「浴槽」でも、内側だけを指すのか、縁や前面のパネルまで入るのかで、施工する範囲が変わります。見積書では、部位の名前に何が含まれているかまで確かめてください。当店の価格表では、部位の名前に含まれる範囲を書き添えています。

部位含まれる範囲
浴槽内部・縁・水栓・排水溝・エプロン
浴室床排水溝
浴室壁全面天井
浴室水栓カウンター・シャワーヘッド
洗面ボウル内部・水栓・排水溝
洗面台天板蛇口
キッチンシンク内部・縁・水栓・排水溝・蛇口
キッチン天板縁
キッチンコンロ五徳
レンジフード外部・内部・フィルター
トイレ便器内部・便器外部・縁・便座・蓋
トイレ手洗い部蛇口
施工後の浴室の天井です。点検口と換気扇が写っています

見落としやすいのが浴室の壁です。浴室壁全面の単品には天井も含まれているので、壁と天井を別々に頼まずに済みます。キッチンシンクも、シンクの内側だけでなく、縁や排水溝、蛇口までが1つの単品に入っています。

施工後のキッチンシンクです。内側と縁、排水口、蛇口が写っています

ほかの会社の見積書と並べるときも、部位の名前より、その名前にどこまで含まれているかを見ると、項目どうしを合わせやすくなります。

今ある汚れを落とす工程が、入っているかを見ます

コーティングは、汚れを落とした面に被膜をつくる施工です。水垢や油が残ったままでは仕上がりが変わるので、すでに使っている設備では、コーティングの前に今ある汚れを落とす下地処理が入ります。下地処理は、見積書ではコーティングとは別の項目になります。

設備の状態下地処理見積書に載る項目
新築・新品の設備要りません。汚れがまだ付いていないので、洗浄だけで施工に入れますコーティングの部位だけ
中古・使っている設備残っている汚れに応じて、水垢取り・油脂除去・研磨などが入りますコーティングの部位と、下地処理の項目

使っている設備の下地処理は、水垢・油脂・小傷のうち、実際に残っているものに合わせて決めます。研磨も、必要な面にだけかけます。どの部位で何を落とすかは、中古住宅の水回りコーティングとキッチンのコーティングは必要かに書いています。

価格表の金額は、標準的な状態での目安です。素材や汚れ・劣化の状態、下地処理があるかどうかで、金額は変わります。中古の水回りの見積書では、下地処理がどの部位に、どんな内容で入っているかを確かめてください。

剤は、部位ごとにどのグレードかを見ます

水回りの剤は、保護性能重視・バランス・手軽な防汚の3つのグレードから、部位ごとに選びます。保護性能重視は、セラミックコーティングが中心です。超撥水コーティングは、汚れが付きにくくなる、防汚に特化した手軽なタイプです。

同じグレードでも、部位によって使う剤が変わることがあります。たとえば浴室の壁は、水垢がつきやすいうえに垂直な面なので、水を広げて流す親水タイプをおすすめしています。保護性能重視のグレードでも、浴室の壁にはガラスコーティングGNLを使います。鏡にはセラミックコーティングを使わず、鏡に合う剤を選びます。

見積書では、部位ごとに、どのグレードのどの剤になっているかを確かめてください。水をはじくのか広げて流すのかの違いは、水回りコーティングの撥水と親水、部位別の使い分けにまとめています。

どのグレードを選んでも、被膜ができるぶん、水垢や汚れは付きにくくなります。付いても被膜の上に乗るので、強くこすらなくても落としやすくなります。施工したあとも、日々の拭き取りは続けてください。グレードを選ぶときは、きれいな状態をどこまで保ちやすくしたいかで考えると、決めやすくなります。

写真や現地で見てから決まる部分があります

次のものは、写真か現地で見てから、範囲や剤を決めます。

  • 鏡のウロコ:ウロコを落とす作業は、コーティングとは別の項目です。見た目のひどさと落としやすさが一致しないので、写真か現地で確かめてから決めます。理由は浴室の鏡のウロコが取れない理由に書いています
  • 価格表に値段が載っていない場所:浴室ドアの枠や、キッチン・洗面台の蛇口だけを頼む場合は、素材と状態を見てから剤と範囲を決めます。詳しくは水回りの小さな場所に書いています
  • コンロのグリルまわりの部品、レンジフードの内部の部品:形状や素材が機種ごとに違うため、どこまで施工するかを現地で決めます。コンロ・IHのコーティングは必要かとレンジフードのコーティングは必要かもあわせてご覧ください

見積書にこうした部分があるときは、写真で決めたのか、現地で確かめたうえで決めたのかを見ておくと、正式な金額が出るまでの流れが分かりやすくなります。

施工のあと、水を使えない時間も確かめます

コーティングをした場所は、施工後8時間は水に濡らさないようにします。水回りは毎日使う場所なので、この8時間が日程に関わります。浴室なら入浴、キッチンなら炊事、洗面所なら歯みがきや洗顔を、施工した日にどうするかを先に決めておいてください。

いくつかの場所を同じ日に施工すると、使えない場所が重なります。入居前の新築なら、この時間はほとんど気にならないでしょう。住みながら施工する場合は、見積もりのときに、施工する場所と日程をあわせて確かめておくと、当日の段取りを組みやすくなります。

見積もりの流れと、依頼するときに伝えておくこと

見積もりは、写真か図面の確認、または現地調査をしてから概算を出し、そのあと正式な見積書をお渡しする流れです。最初の連絡で次のことを教えていただけると、概算の幅をせまくできます。

  • 頼みたい部位(価格表の単品かフルセットの名前で)
  • 新築・新品か、使い始めてどのくらいたっているか
  • 今の状態が分かる写真(部位ごとに、寄りと引き)
  • 分かれば素材(ステンレス・人工大理石・ホーローなど)
  • 希望の時期

新築なら汚れを落とす工程が要らないので、部位と時期が決まれば概算を出しやすくなります。使っている設備なら、写真で汚れの種類と広がりが分かるほど、下地処理の中身を見積もりやすくなります。

よくある質問

1か所だけでも見積もりを出してもらえますか?

1か所だけでも、見積もりは出せます。あとから部位を足したり外したりして、出し直すこともできます。

写真だけで金額は分かりますか?

部位と範囲が決まっていれば、写真や図面で概算は分かります。使っている設備の下地処理、鏡のウロコ、価格表に値段が載っていない場所は、写真だけでは決めきれないことがあるので、正式な金額は現地で確かめてからになります。

見積もりや現地調査に費用はかかりますか?

当店では、現地調査もお見積もりの作成も無料です。

床のフロアコーティングと一緒に見積もりを取れますか?

床と水回りは、一緒に見積もりを取れます。使う剤も金額の出し方も違うので、見積書では別の項目になります。床の見積書の読み方は、フロアコーティングの見積もりの記事にまとめています。

素材によって断られることはありますか?

キッチンのステンレス・人工大理石・ホーローは、どれも施工できます。素材に合わせて、使う剤を選びます。

施工した日も、水回りは使えますか?

施工していない場所は、その日もそのまま使えます。施工した場所は、施工後8時間は水に濡らさないようにしてください。どの場所をいつ施工するかは、見積もりのときに日程とあわせて決めます。

まとめ

水回りのコーティングは、浴室・洗面所・キッチン・トイレの部位ごとの単品か、場所ごとのフルセットで頼めます。見積書で確かめるのは、部位の名前に含まれる範囲、使っている設備なら今ある汚れを落とす下地処理の項目、部位ごとの剤のグレード、写真や現地で見てから決まる部分の4つです。施工後8時間は水に濡らせないので、そのあいだの過ごし方も決めておくと、日程を組みやすくなります。

先に金額を見たい方は、部位別の料金のページをご覧ください。頼みたい部位と今の状態の写真がそろったら、このページの下のLINEから写真を送ってご相談ください。