施工後の浴室の壁です。左下に浴槽、右に扉の枠が写っています

水回りのコーティングで後悔しないために大事なのは、掃除を楽にしたい場所を決めて、その場所に合う剤を選ぶことです。カビが気になる浴室なら、防カビもあわせて頼んでおくと安心です。

コーティングをすると被膜ができるので、水垢や汚れは付きにくくなります。付いても被膜の上に乗るので、強くこすらなくても落としやすくなります。

後悔しないための5つの選び方

選び方施工するとよくなること
掃除が楽になることを期待して選ぶ汚れが被膜の上に乗り、強くこすらなくても落としやすくなります
毎日水がかかる場所から選ぶ毎日使う場所ほど、施工したあとの違いを感じやすくなります
部位に合わせて剤のグレードを選ぶどのグレードでも、水垢や汚れが付きにくくなります
カビが気になるなら、防カビもあわせて頼む防カビコーティングが、カビが出るのを遅らせ、広がりを抑えます
汚れが付いていても、落としてから施工するきれいにした面に被膜をつくるので、そのあとの汚れが付きにくくなります

どれも、施工する前に「どこの掃除を楽にしたいか」を決めておくと選びやすくなります。

掃除が楽になることを期待して選ぶ

「コーティングをすれば掃除がいらなくなる」と考えて頼むと、施工したあとに思っていたのと違うと感じる方もいます。掃除が楽になることを期待して選ぶと、満足しやすくなります。

被膜があると、水垢や皮脂の汚れは被膜の上に乗ります。面に直接付くより落としやすいので強くこすらずに済み、そのぶん被膜も傷みにくくなります。

浴室は入浴のたび、キッチンは料理のたびに水がかかるので、拭き掃除は施工したあとも続けてください。拭かずにいると、被膜の上にも水垢はたまっていきます。

施工後の浴室の床です。奥に排水口のふた、右端に扉の枠が写っています

次のように手入れをすると、被膜を保ちやすくなります。

  • 使ったあとは、マイクロファイバークロスのような柔らかい布で水分を拭き取る
  • 汚れが気になったら、中性洗剤で落とす
  • 換気をして、湿気をこもらせない
  • デッキブラシのような硬いブラシは、コーティングが剥がれやすくなるので使わない

施工してよかったと感じやすい点は、水回りのコーティングをやってよかった理由にも書いています。拭き取りと換気を続けるほど、きれいな状態を保ちやすくなり、毎日の掃除にかける時間と力も減っていきます。

場所は、毎日水がかかるところから選ぶ

「水回りを全部やるか、やめるか」で迷って、決めきれないまま見送る方もいます。コーティングは、浴室・キッチン・洗面所・トイレの部位ごとに1つずつ選べて、場所ごとのフルセットでも頼めます。

選ぶときは、毎日水がかかって、掃除に手間がかかっている場所から考えると決めやすくなります。たとえば、入浴のたびに濡れる浴室の床や浴槽、料理のたびに使うキッチンのシンクや天板です。

施工後のキッチン天板です。奥の壁にコンセントとタイルが写っています

部位ごとに、施工する範囲が決まっています。浴槽なら内部・縁・水栓・排水溝・エプロン、キッチンシンクなら内部・縁・水栓・排水溝・蛇口までが入ります。見積書を見るときは、気になっている場所が入っているかを部位ごとに確かめてください。

見積書の見方は、水回りコーティングの見積もりについてにまとめています。毎日使う場所ほど汚れが付く回数も多いので、施工したあとの違いを感じやすくなります。

剤は、部位に合わせて3つのグレードから選ぶ

どの剤にするか迷ったまま、値段だけで決めてしまう方もいます。剤は、保護性能重視・バランス・手軽な防汚の3つのグレードから、部位ごとに選べます。

  • 保護性能重視:セラミックコーティングが中心
  • バランス:ガラスコーティング
  • 手軽な防汚:超撥水コーティング

超撥水コーティングは、汚れが付きにくくなる、防汚に特化した手軽なタイプです。鏡はセラミックコーティングを使わず、ガラスコーティング超親水・ガラスコーティング88FAG・超撥水コーティングの3種から選びます。

部位ごとに剤を変えて、組み合わせることもできます。水をはじくのか、薄く広げて流すのかの違いは、水回りコーティングの撥水と親水、部位別の使い分けにまとめています。

どのグレードを選んでも、水垢や汚れは付きにくくなり、付いても落としやすくなります。毎日の手入れをどこまで楽にしたいかで選ぶと、施工したあとの満足につながりやすくなります。

カビが気になるなら、防カビもあわせて頼む

水垢や汚れのことだけで決めて、カビの相談をしないまま施工する方もいます。カビが気になる浴室なら、除カビと防カビもあわせて頼めます。

  • 新築や、使い始める前の浴室:防カビコーティングをします
  • すでに使っている浴室:先に除カビでカビを落とし、そのあとに防カビコーティングをします

防カビコーティングは、カビが出るのを遅らせ、広がりを抑えます。湿気がこもりやすい場所では、換気と合わせると効果が続きやすくなります。

汚れの種類ごとの違いは、浴室コーティングの効果に書いています。カビが気になるときは、見積もりのときに除カビと防カビもあわせて相談してください。水垢とカビの両方を相談しておくと、浴室全体をきれいに保ちやすくなります。

使い始めた水回りも、汚れを落としてから施工できる

汚れが付いてしまったから今からでは遅い、と考えて見送る方もいます。使っている水回りでも、水垢や油の汚れを洗浄や研磨で落としてから施工できます。

新築や使い始める前の設備なら、洗浄してすぐに施工できます。鏡のウロコのように固まった水垢は、写真か現地で状態を見てから、落とし方を決めます。

使っている設備の施工は中古住宅の水回りコーティングに、鏡のウロコは浴室の鏡のウロコが取れない理由に書いています。

汚れを落とした面にコーティングをしておくと、そのあとの汚れは付きにくくなり、付いても落としやすくなります。何年か使った水回りでも、汚れを落としてから施工すれば、掃除が楽になったと感じやすくなります。

よくある質問

水回りのコーティングで後悔しないためには、どう選べばよいですか?

後悔しないためには、掃除が楽になることを期待して、毎日水がかかる場所から始め、部位に合う剤のグレードを選ぶのがおすすめです。カビが気になる浴室なら、防カビもあわせて頼めます。使っている水回りでも、汚れを落としてから施工できます。

コーティングをすれば、掃除はしなくてよくなりますか?

掃除は、施工したあとも続けてください。汚れは付きにくくなり、付いても被膜の上に乗るので、強くこすらなくても落としやすくなります。洗剤は中性洗剤、水分の拭き取りには柔らかい布がおすすめです。

カビが出ている浴室にも、施工できますか?

できます。先に除カビ処理を行い、カビを除去したうえで防カビコーティングを施工する流れになります。

水回りの一部だけでも頼めますか?

一部だけでも頼めます。部位ごとに1つずつ選ぶことも、場所ごとのフルセットにすることもできます。毎日使う場所から始めると、施工したあとの違いを感じやすくなります。

まとめ

水回りのコーティングで後悔しないためには、掃除が楽になることを期待して、毎日水がかかる場所から選び、部位に合う剤を選ぶのがおすすめです。カビが気になる浴室なら防カビもあわせて頼めて、使っている水回りでも汚れを落としてから施工できます。

掃除は、施工したあとも続けてください。そのかわり、汚れは付きにくくなり、付いても強くこすらずに落としやすくなります。拭き取りと換気を続けるほど、きれいな状態を保ちやすくなります。

床のコーティングも考えているときは、フロアコーティングの後悔もあわせてご覧ください。部位ごとの金額は単品ごとの価格表で見られるので、気になる場所から選んでみてください。